培養細胞伸展システムすとれっち/生化学用伸展装置STB-140

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生化学用伸展装置STB-140

伸展前の血管内皮細胞の位相差顕微鏡像
伸展中の血管内皮細胞の位相差顕微鏡像

培養細胞に周期的一軸方向の伸展刺激・圧縮刺激を与えることにより、 生体内の環境により近い状態で細胞を培養することができる装置です。 接着性のある、内皮・平滑筋・上皮・心筋・骨格筋・線維芽・骨芽・軟骨などの各種細胞の研究や、 再生医療に関する研究にお使い頂けます。

生体内の細胞は、常時 さまざまな(周期的な・断続的な)力学的刺激を受けています。 これに対して、通常の静的培養(in vitro)ではこのような刺激は存在しません。 そのため静的培養している培養細胞は、 生体の細胞(in vivo)とは多くの点で異なっています。 近年 簡便に均一的な力学的刺激を与える実験装置が望まれていました。 伸展前の血管内皮細胞の培養細胞伸展システム『すとれっち』シリーズは、 その生体内の環境により近位相差顕微鏡像い環境を再現する為の装置です。

使用例として
メカニカルストレス感知機構・細胞内シグナル伝達・イオンチャンネル解析 遺伝子発現・蛋白質発現・形態観察(蛍光抗体法)の研究等に応用できます。

システム特徴

  • 従来機に比べ、細胞全体により均一な一軸方向の伸展刺激/圧縮刺激を与えることができます。
  •        
  • 伸展/圧縮率8通り、刺激回数8通りの組合せで64通りの刺激パターンを設定できます。
  • 従来機に比べ、システムの拡張性に優れています。大量培養すれば、遺伝子、タンパク質レベルの生化学実験に応用できます。
  • 極薄シリコン膜チャンバーにより、様々な蛍光イメージングの観察もできます。
伸展装置本体(STB-140) 伸展前の血管内皮細胞の2重蛍光染色像点状構造はvinculin、線状構造はF-actin 伸展2時間後の血管内皮細胞の2重蛍光染色像

オプションなど

  • 培養液自動管理ユニット
  • 各種細胞用伸展パターン
  • 顕微鏡ステージ用伸展装置
  • 電気刺激同期ユニット
  • 各種細胞用チャンバー
  • 顕微鏡ステージ用マイクロインキュベーター
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