建材等/含有アスベスト偏光判定装置(PVS)

株式会社 丸幸商会
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RH basic1/RH basic2/RH digital KT-C/RH basci KT-C

  • 建材等に含まれるアスベスト繊維を偏光判定法に基づいて現場で判定する装置です。
  • 吹き付け材やスレートボードなどの建材などに含まれるアスベストの有無を判定します。
  • 解体、リフォーム等現場でその場での判別が可能です。
  • 室内分析に較べて時間・コストが大幅に削減されます。
  • 定量分析など精査が必要な場合、室内分析システムでフォローします。

アスベストの鉱物学的性質とPVSによる偏光判定法

アスベストは鉱物繊維であり、アスペクト比3〜10以上の極めて細い繊維状形態を呈するとともに、その繊維束としても光学的異方性を示します。このため、クロスニコル装置を使うと、暗視野内で輝く繊維状物体として観察することができます。一方、グラスウールやロックウールなどは形状はアスベストと似ていますが、クロスニコル下では常に消光して観察されるので、アスベストとは光学性によって明確に区別することができます。
このような基本的特性を応用し、クロスニコル透過暗視野照明と落射暗視照明を交互に行う装置を用いて観察を行うと、グラスウールやロックウールは点滅するのに対し、アスベストは常に輝いて観察されるので両者の判別が可能となります。さらに、アスベストは光学的二軸性を示すので、試料の方向を変化させると消光現象が観察されます。
PVS装置では試料プレパラートを固定し、クロスニコル光学系を回転させる構造になっているので、観察が容易であるとともに広範囲を同一条件で同時に観察してアスベストの有無を現場で迅速に判定することが可能となります。

偏光判定法(PVS)の能力と限界

  • 偏光判定装置(PVS)は、光学的異方性を有する繊維状鉱物としてアスベスト含有の有無を検出する装置です。JIS A 1481 に記載された消光角測定によるアスベスト鉱物種判定法に対応します。
  • 偏光判定装置(PVS)では光学的な限界から、きわめて微細なアスベスト繊維は判別困難な場合があります。建材等の物性改良のために混入した有意な大きさのアスベスト粒子を確実に検出します。


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